シマノから2026年9月、エリアトラウト用ロッド「トラウトライズ」の新型モデルが登場しました。
新型トラウトライズは、ライントラブルを軽減するFuji Kガイドを搭載し、軽量ルアーを扱いやすいしなやかな設計を採用しているのが特徴です。

全7機種がラインナップされていますが、ロッドの硬さや長さ、対応するルアーが異なるため、どれを選べばよいか迷う方もいるのではないでしょうか。
ニジくん本記事では、新型トラウトライズの特徴や全機種のスペックを比較し、釣り方に合ったおすすめモデルを紹介します。
エリアトラウトロッドの選び方やおすすめモデルについては、以下の記事でも紹介しています。


2026年新型「トラウトライズ」の特徴


新型トラウトライズは、エリアトラウト初心者から経験者まで幅広く使えるエントリーモデルです。
メーカー希望本体価格は11,000〜13,000円(税別)で、扱いやすさを重視した設計と充実したラインナップが魅力となっています。
ライントラブルを軽減するFuji Kガイドを搭載


新型トラウトライズは、全モデルに「Fuji Kガイド」を採用しています。
Kガイドは糸絡みを抑える形状が特徴で、細いラインを使用するエリアトラウトとの相性を考慮した装備です。
エリアトラウトでは、キャスト時の糸絡みがルアーロストやラインの傷につながる場合があります。
ライントラブルへの対策が施されている点は、キャストに慣れていない初心者にとっても魅力といえるでしょう。
軽量ルアーを投げやすいしなやかな設計


新型モデルでは、従来モデルからロッドアクションを一新し、しなやかな曲がりを追求しています。
軽量なスプーンやクランクベイトでもロッドを曲げて投げやすく、キャストから魚とのやり取りまでスムーズに行えるよう設計されています。
とくに、エリアトラウトで出番の多い1g前後の軽量ルアーを扱う際は、ロッドのしなやかさが重要です。
硬すぎるロッドでは軽いルアーの重さを乗せにくいため、軽量ルアーに対応した設計は注目したいポイントです。
フルグラスソリッドモデルもラインナップ


新型トラウトライズには、一般的なチューブラーモデル5機種に加え、フルグラスソリッドモデル2機種が用意されています。
フルグラスソリッドは、穂先から根元までグラス素材の詰まった構造を採用したタイプです。
ロッド全体が大きく曲がる特性を活かし、軽量ルアーのキャストや魚の引きへの追従性を重視しています。
ただし、チューブラーモデルより自重が重く、1ピース構造のため持ち運びには注意が必要です。
トラウトライズ全7機種のスペック比較


新型トラウトライズは、全7機種をラインナップしています。
ロッドの長さは1.37〜1.91m、対応するルアー重量はモデルによって異なります。
| 品番 | 全長 | 自重 | ルアー重量 | 本体価格 |
|---|---|---|---|---|
| S46SUL-FS | 1.37m | 99g | 0.6〜6g | 11,000円 |
| S50SUL-FS | 1.52m | 111g | 0.6〜6g | 11,500円 |
| S60XUL | 1.83m | 81g | 0.5〜4g | 12,300円 |
| S60SUL | 1.83m | 83g | 0.6〜6g | 12,500円 |
| S63SUL | 1.91m | 86g | 0.6〜6g | 12,800円 |
| S60UL | 1.83m | 86g | 1〜8g | 12,800円 |
| S63UL | 1.91m | 89g | 1〜8g | 13,000円 |
選ぶ際に注目したいのは、長さと硬さの違いです。
1.83mのS60シリーズは小〜中規模の管理釣り場で扱いやすく、1.91mのS63シリーズは広い釣り場で遠投を重視する場合の候補になります。
また、XULは軽量ルアー向け、SULは幅広い釣り方に対応するモデル、ULは操作性やパワーを重視したモデルです。
なお、フルグラスソリッドの2機種は1ピース仕様で、仕舞寸法は137cmと152cmです。車への積載や保管場所も確認しておきましょう。
トラウトライズのおすすめモデルと選び方


全7機種のなかから最適な1本を選ぶには、使用するルアーと釣り場の規模を基準にするのがおすすめです。
それぞれの特徴と、どのような釣り方に向いているのかを解説します。
最初の1本なら万能なS60SUL
S60SULは、スプーンからクランクベイト、ミノーまで幅広く対応するオールラウンドモデルです。
全長1.83mと取り回しやすく、対応ルアー重量は0.6〜6g。メーカーは、おもに3.5gまでのスプーンや各種小型プラグを適合ルアーとして紹介しています。
特定の釣り方に絞らず、さまざまなルアーを試してみたい初心者に適した1本です。
エリアトラウト用ロッドを初めて購入する場合や、汎用性を重視する方はS60SULを基準に選ぶとよいでしょう。
マイクロスプーン中心ならS60XUL
S60XULは、シリーズで最も柔らかいモデルです。
対応ルアー重量は0.5〜4gで、2g以下の小型スプーンやマイクロクランクを使う釣りに向いています。
柔軟なブランクスが魚のアタリに追従する設計で、軽量ルアーへの反応が鈍い状況でも活躍が期待できます。
放流魚が落ち着いた後の数釣りや、軽量スプーンを中心に組み立てる方におすすめです。
遠投を重視するならS63SUL
S63SULは、S60SULと同じ硬さで、全長を1.91mに延ばしたモデルです。
対応ルアー重量は0.6〜6gで、スプーンやクランクベイト、ミノーなど幅広いルアーを使用できます。
6フィートのモデルより8cm長く、遠投を重視する大規模な管理釣り場に適した設計です。
一方、足元を中心に狙う小規模な釣り場では、短いS60SULのほうが取り回しを優先できます。
ミノーやボトム攻略ならS60UL・S63UL
S60ULとS63ULは、シリーズのなかでもパワーと操作性を重視したモデルです。
いずれも対応ルアー重量は1〜8gで、ミノーやスピナー、ボトムプラグなどを使用する釣りに適しています。
適度な張りを活かしてルアーを操作できるほか、大型トラウトを狙う場面も想定されています。
小〜中規模の釣り場ならS60UL、遠投が必要な広い釣り場ならS63ULが候補です。
また、エリアトラウトだけでなく、自然河川でのトラウトフィッシングにも対応できます。
しなやかな曲がりを楽しむならS46SUL-FS・S50SUL-FS
S46SUL-FSとS50SUL-FSは、フルグラスソリッドを採用したモデルです。
ロッド全体がしなやかに曲がる特性を活かし、スプーンやクランクベイト、スピナーなどを使った釣りに対応します。
短いS46SUL-FSはコンパクトな釣り場で扱いやすく、S50SUL-FSは少し長さが欲しい場合の選択肢です。
魚の引きによってロッドが大きく曲がる楽しさもあり、通常のチューブラーロッドとは異なる使用感を求める方にも向いています。
ただし、どちらも1ピースモデルのため、携行性よりも曲がりの特性を重視して選びたいモデルです。
トラウトライズとシマノの他シリーズを比較


トラウトライズを購入する際は、上位モデルの「トラウトワンAS」や、最高峰モデル「カーディフ エリアリミテッド」との違いも確認しておきましょう。
ここでは、汎用性の高いSULモデルを比較します。
| 比較項目 | トラウトライズ | トラウトワンAS | カーディフ エリアリミテッド |
|---|---|---|---|
| 品番 | S60SUL | S60SUL | S62SUL |
| 全長 | 1.83m | 1.83m | 1.88m |
| 自重 | 83g | 71g | 77g |
| ルアー重量 | 0.6〜6g | 0.5〜4.5g | 0.6〜6g |
| 本体価格(税別) | 12,500円 | 20,800円 | 81,400円 |
※カーディフ エリアリミテッドはS60SULがないため、最も近い長さのS62SULを比較しています。
トラウトワンASとの違い


トラウトワンASは、トラウトライズより軽量性や操作性能を追求した上位シリーズです。
S60SUL同士を比較すると、トラウトワンASは71gで、トラウトライズより12g軽量です。
さらに、ロッドのねじれを抑える「ハイパワーX」や、しなやかさを備えたチューブラー穂先「ソフチューブトップ」を採用しています。
価格差は8,300円(税別)ですが、ロッドの軽さや搭載技術に違いがあります。
予算を抑えてエリアトラウトを楽しみたいならトラウトライズ、軽量性や操作性能を重視するならトラウトワンASを検討するとよいでしょう。
カーディフ エリアリミテッドとの違い


カーディフ エリアリミテッドは、シマノの技術を結集した最高峰のエリアトラウトロッドです。
新設計のブランクスには「スパイラルXコア」と「ハイパワーX」を搭載し、キャスト時のブレやファイト中のパワーロスを抑える設計を採用しています。
さらに、独自の「レインボーチタンセラミックコート」による軽量化や、感度を追求した「カーボンモノコックグリップ」なども特徴です。
比較したS62SULの自重は77gで、トラウトライズのS60SULより6g軽量。ただし、全長が異なるため、単純に重量だけで優劣を判断することはできません。
メーカー希望本体価格は81,400円(税別)と高額ですが、キャスト精度や感度、操作性能などを高い水準で追求したい上級者向けのモデルです。
一方、トラウトライズは価格を大幅に抑えながら、Kガイドや軽量ルアーを扱いやすい設計を採用しています。
これからエリアトラウトを始める方や、コストパフォーマンスを重視する方なら、トラウトライズも十分に検討する価値があるでしょう。
まとめ|新型トラウトライズはこんな人におすすめ
2026年新型トラウトライズは、Fuji Kガイドの搭載やロッドアクションの見直しにより、扱いやすさを追求したエリアトラウト用ロッドです。
全7機種から釣り方に合わせて選べるのも魅力で、初めての1本なら万能なS60SUL、軽量スプーンを中心に使うならS60XULがおすすめです。
また、ミノーやボトムプラグの操作を重視するならULモデル、しなやかな曲がりを楽しみたいならフルグラスソリッドモデルが候補になります。



価格と機能のバランスを比較しながら、自分の釣り方やフィールドに合った1本を選んでみてください。




